今まで
着ぐるみってどういう構造?
着ぐるみの構造の内側には
硬い素材で作られた骨格があります。
スースーヘッド®は、その骨格に
小さな孔をたくさん開けた新発明です。
オーソドックスな着ぐるみの内部にはFRP(繊維強化プラスチック)やEPS(発泡スチロール)を成型した骨格が採用されており、表層面にボア生地を張ることで仕上げられております。
スースーヘッド®はパンチング加工(規則的に多数の小さな孔を開ける)を施したABSシートを骨格となる芯材として採用しております。
従来品は目や口部分等にのみ換気孔が開いているものが主流ですが、スースーヘッド®は着ぐるみの骨格に開いている無数の孔からボア生地を通して換気することができる画期的な構造となります。
従来のFRP製のヘッドと
スースーヘッド®にボア生地を張った状態で、
弊社で比較の実験を行いました。※1
-
01
20分間着ぐるみを着用しダンス等のアクティングをした後、ヘッドを外し5分毎にヘッド内の温度を測定したところ、最大温度の上昇率が従来のFRP製のヘッドに比べ、スースーヘッド®は約40%ほど温度を抑えることに成功しました。
放熱速度に関しても、従来のFRP製は30分経過しても室温に戻らなかったのに対し、スースーヘッド®は25分の時点ではすでに室温まで下がることがわかりました。
温度の上昇もゆるやかで放熱速度も早いため、従来よりも涼しくパフォーマンスをすることが可能です。 -
02
重さはアクターの怪我や疲労に直結する要素です。
同じ型のヘッドで比較をしました。FRP製ヘッドが1390gなのに対し、スースーヘッド®は830gに抑えることに成功しました。その差は560g。頭の上に乗せるヘッドの重さはアクターの負担を大幅に軽減することができます。
従来のFRP製ヘッドに対し40%も抑えられていることにより、胸郭出口症候群等の神経や血流の障害を予防でき、より一層パフォーマンスの向上につながります。
※2 こちらの実験は骨格のみで計測しています。 -
03
ヘッドから1mの箇所にスピーカーを置き、ヘッド内に届く音量を測定しました。
スピーカーから出た音は79.5dB、FRP製内で計測した音は65.5dB(82%の音量)でした。それに対しスースーヘッド®の計測結果は74.6dBで、94%の音量で聞こえるということになります。
老若男女誰からも好かれる着ぐるみ。恥ずかしがり屋の小さなお子様の声も聞き逃さないよう、コミュニケーションに直結する通音性も改良しています。 -
04
二酸化炭素濃度が高いと、頭痛や倦怠感、吐き気、心拍数の増加等の症状が現れます。パフォーマンスを長く続けるには、二酸化炭素濃度を下げることは必須といっても過言ではありません。
20分間着ぐるみを着用しダンス等のアクティングをした後、ヘッドを外し5分毎にヘッド内の二酸化炭素濃度を計測しました。従来のFRP製ヘッドは測定器の限界値の5000ppmを30分間キープしていたのに対し、スースーヘッド®は最大値でも3897ppmまでしか上昇せず、低下速度もとても早く15分で1000ppm以下に下がりました。 -
05
20分間着ぐるみを着用しダンス等のアクティングをした後、ヘッドを外し5分毎にヘッド内の湿度を測定しました。
従来のFRP製ヘッドの最大の湿度は95%だったのに対し、スースーヘッド®は最大でも75%と20%も抑えることに成功しました。
また、従来のFRP製に関しては30分経過しても80%を切らないままでしたが、スースーヘッド®は経過時間5分の時点で大幅に低下しており、10分後には50%まで下がっていました。
※1 こちらはあくまで一例です。実際の着ぐるみのサイズや形状によって数値は変動いたします。
アクターの声
-
身体的な負荷が減ったので、パフォーマンスと安全に気を配るための集中力が上がった。
-
視界が狭い分、耳からの情報はコミュニケーションの鍵。小さい子供の小さい声も逃さず聞こえるようになって嬉しい。
-
夏の操演は暑くて息苦しいのが当たり前でした。空気が籠らないだけでこんなに違うんですね。
-
従来よりも軽いので、慢性的疲労が少しでも軽減されるのは嬉しい。
-
これをきっかけに次世代が目指す
アクター・パフォーマーのハードルが下がり、仲間が増えてほしい。
スースーヘッド®なら
アクターのパフォーマンスを
さらに引きだすことが可能です
空調服®(着ぐるみ専用)との
シナジー効果
オプションの
空調服®(弊社オリジナル着ぐるみ専用)と、
スースーヘッド®の通気性を組み合わせれば、
より一層リスク低減が可能です。
当社では様々な種類の着ぐるみに有効な汎用性のある着ぐるみ専用ギアとして、着ぐるみのインナーに着用しても効果を得られる専用の空調服®を株式会社空調服様の監修の元に開発いたしました。
スースーヘッド®との親和性の高さは、空調服®の襟元からの排気によりヘッド内部に送り込まれた気流が二次的な強制換気効果を生み出す点です。汗を蒸発させる気化熱で体温を下げる空調服®にスースーヘッド®を組み合わせることで、温度も湿度も二酸化炭素濃度も下がりやすいスースーヘッド®の効果を最大化することが可能です。
「空調服」は、(株)セフト研究所・(株)空調服の特許および技術を使用しています。
「空調服」「」は、(株)セフト研究所・(株)空調服の登録商標です。
お問い合わせ
お問い合わせは、法人のみの対応とさせていただいております。
個人での資料請求・お見積り・ご依頼は基本的にお受けしておりません。
お電話でのお問い合わせ
0422-27-5523